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R工房 スクラップ ブログ

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R工房 スクラップ ブログ
ブログ紹介
正式名称は「R工房スクラップ ブック ブログ」といいます。
ホームページの工事がすすまないと、ものづくりのR工房は冬眠中だと思われてしまいますが、
実は、こまごまとなんかかんかやっています。
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令和初制作 SD着物「 令 和 」

2019/05/28 17:17
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 昭和生まれのR工房は平成・令和と2度目の改元、今回は人並みに「祝」の気分に浮かれました。しかも令和は「R」ときたら、R工房としましてはこれは記念制作でしょう、ということでその名も「 令 和 」と題しました。
 着物の柄はもちろん『梅』、万葉集 梅花の歌 三十二首にちなんでいます。着物の梅柄は季節に合わせれば1,2月ですが、令和元年のはじまりを祝した着物に仕上がったと思います。画像はクリックで大きくご覧いただけます。


《着物の着付け方》

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 長襦袢は正絹の未使用地で、裏なしの単(ひとえ)です。白から薄いピンクの色合いで、雲模様が浮かびます。
 長襦袢の衿に、正絹の金襴の半衿を付けています。


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 長襦袢紐(レーヨン)をウェストに巻いて結びます。


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 着物地は正絹の着物はぎれで、縮緬の膨れ織りに白・赤・金彩の梅花が浮かびます。薄紫・桃・緑・青・薄茶等さまざまな色合いのぼかしの地です。
 総裏付きで、八掛は赤紅色の絹、胴裏は道長柄の白絹です。


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 SDの寸法に合わせておはしょりを糸で縫いとめましたが、10cm以上余裕がありますので着丈の調節が可能です。


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 作り帯は西陣の金襴サンプル地で、素材は不明です。ピンク・薄緑の段染めに金糸の「祥花更紗」という文様です。
 ふくら雀系の太鼓結びで、帯揚げはピンク色の絹地・帯締めは化繊紐でともに帯にセットしています。
 帯は結びの下でマジックテープで留めます。マジックテープの凸側に布がひっかからぬようご注意ください。


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 足袋はオフホワイトの絹縮緬で、後ろのスナップで留めます。
 下駄はヒノキ材を薄紅色に着色し、水性ニスで仕上げました。鼻緒は化繊の梅柄の縮緬紐です。


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《小 物》

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 レースのショールは生成りの綿レース糸で編みました。白梅の蕾をイメージしたデザインです。
 ハンカチは既製の生成りのレースで、10cm×9cmです。


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 バッグは半衿と同布の正絹の金襴で、裏地付きです。持ち手はチェーン、中にレースのハンカチを入れました。
 小銭入れ用の口金を使用していますが、重量に耐えれないかもしれないので、小銭は入れないでください。


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 人形の縮尺には合わないですが、梅の造花です。木の立て札はおまけです。



着付けの完成です

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R工房おーくしょん 出品141回目 「 令 和 」

2019/05/26 09:53
SD
R工房 「 令 和 」

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 人形はつかず、1,000円からの出品・送料無料で、終了日は6月2日(日)になります。
 オークションページは こちら からご覧いただけます。

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十三参り たずね歩き

2019/04/13 07:40
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 十三参り(じゅうさんまいり)は旧暦の3月13日前後 (新暦の3月13日から5月13日)に、男女とも数え年13歳で行なう祝いだそうです。七五三ほど一般的ではありませんが、関西では京都嵐山の法輪寺・奈良の弘仁寺・大阪の太平寺への虚空蔵菩薩参りが有名です。


京都嵐山 法輪寺

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 京都嵐山の渡月橋の南の「嵯峨の虚空蔵さん」と親しまれる法輪寺です。門をくぐり続く長い階段や見晴台はTVでもよく見かけます。


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十三参りは、秋にも行われます。


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R工房は、人形塚にお参りしてきました。


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 お参りが済んだ後の帰路、渡月橋を渡るまで、後ろを振り返ると知恵が本堂に帰ってしまうという言い伝えがあるそうです。


奈良 弘仁寺

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 奈良市南部の虚空蔵山深くの弘仁寺は、「高樋の虚空蔵さん」と呼ばれます。

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 4月13日に「春のお会式」が行われますが、ご祈祷は年間を通して受け付けていただけるそうです。


大阪 太平寺

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 大阪市、谷町筋に面する「十三まいりのお寺」太平寺です。新暦と旧暦でご祈祷が行われます。

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R工房は、2月8日の針供養に伺いました。


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MSDと幼SD 姉妹で楽しいひな祭り

2019/03/03 11:53

今日は楽しいひな祭り〜♪

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オビツ11の、「チビいちまさんの縮緬着物 橙と青」

2019/02/18 00:15
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 ちっちゃくて可愛いオビツ11の人形は、着物もよく似合います。左が「チビアリス」、右が「チビカグヤ」です。
 着物ですと下部が重いせいかわりと安定して直立し、写真は下駄も履いています。



チビいちまさん

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 着物地は正絹の浜縮緬で、橙色の地に江戸小紋の宝づくしの細かい柄です。
 総裏付きで、白の肩裏地と・鮮やかな朱赤の八掛をつけています。裾に綿を入れています。



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 肩上げ・腰上げで童女の寸法に合わせました。
 衿に、白地に橙色の絞りの半衿を付けています。
 着物を着付ける時に、まず半衿を首元であわせ着物を巻き付けるように重ねます。



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 作り帯は黒地の西陣帯地で白と金糸の桜柄が結びの部分にあります。結びは文庫です。
 帯は結びの下でマジックテープで留めます。マジックテープの凸側に布がひっかからぬようご注意ください。
 半衿と同じ絞り地の帯揚げと化繊の帯締め紐をセットしています。



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 足袋はオフホワイトの縮緬です。
 下駄はヒノキ材を黒色に着色し、水性ニスで仕上げました。鼻緒はモールです。
 髪かざりは赤い古絹紐です。後ろのバレッタでお好みの場所に留めます。


着付けの完成です

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チビいちまさん

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 着物地は正絹の縮緬で、青色の地に江戸小紋の極鮫の細かい梅と流水柄です。
 総裏付きで、白の肩裏地と・鮮やかな朱赤の八掛をつけています。裾に綿を入れています。



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 肩上げ・腰上げで童女の寸法に合わせました。
 衿に、白地に橙色の絞りの半衿を付けています。
 着物を着付ける時に、まず半衿を首元であわせ着物を巻き付けるように重ねます。



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 作り帯はエンジ地の西陣帯地で白と金糸の桜柄が結びの部分にあります。結びは文庫です。
 帯は結びの下でマジックテープで留めます。マジックテープの凸側に布がひっかからぬようご注意ください。
 半衿と同じ絞り地の帯揚げと化繊の帯締め紐をセットしています。



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 足袋はオフホワイトの縮緬です。
 下駄はヒノキ材を赤色に着色し、水性ニスで仕上げました。鼻緒はモールです。
 髪かざりは赤地に絞り柄の古絹紐です。後ろのバレッタでお好みの場所に留めます。


着付けの完成です

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さあ、ひな祭りの支度をしましょう

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気をつけてねー




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おめかししなくちゃ




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お茶の支度もね




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着物を2枚ご落札いただけますと、帯の交換もして楽しめます。





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幼SD童女着物「あこがれ総絞り振袖 妹」

2019/02/17 23:40
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 今回の幼SD着物は、童女着物の王道をいく(?)赤地の着物です。前回の紫地に比べますと幼さがより増して可愛らしい印象になりました。



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 長襦袢は正絹の縮緬で、裏なしの単(ひとえ)です。白からサーモンピンクの色合いで、小さな花模様が浮かびます。
長襦袢の衿に、古い着物はぎれの花柄の半衿を付けています。



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 長襦袢紐をウェストに巻いて結びます。



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 着物地は正絹の着物はぎれで、流水に万寿菊が総絞りで浮かび上がります。赤味の強い赤茶色の地に橙や黄色のぼかしが入り、絞り目のしっかりした紋綸子です。
 総裏付きで、裏地はオフホワイトから桃色のぼかしです。裾に綿を入れています。
 濃赤の縮緬地の伊達衿を衿に留め付けています。



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 肩上げ・腰上げで童女の寸法に合わせました。



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 作り帯は正絹の古い慶事用の丸帯地で、経年のため生成り色がシャンパンゴールド色に輝きます。花の織り柄で、結びは文庫です。
 帯揚げは濃赤色の紋綸子・帯締めは古人絹紐でともに帯にセットしています。



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 帯は結びの下でマジックテープで留めて帯揚げと帯締めを前で結びます。マジックテープの凸側に布がひっかからぬようご注意ください。



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 足袋はオフホワイトの緞子地で雲地模様、後ろのスナップで留めます。
 下駄はヒノキ材を赤紫色に着色し、水性ニスで仕上げました。鼻緒はポリエステルの縮緬紐です。
 髪かざりは帯締めの古人絹紐と同じです。端に金鈴を付けました。後ろのバレッタでお好みの場所に留めます。



着付けの完成です

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今日はおめかししちゃいました




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お姉様、一緒に遊びましょう



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MSD着物「あこがれ総絞り振袖 姉」

2019/02/17 23:19
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 十三参りは、数え年で13歳になった子どもが、健やかに成長したことを感謝し、知恵と福徳を授かるために「虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)」にお参りする行事です。肩上げをした着物でお参りをし、お参りの後に肩上げを外すのだとか、大人の仲間入り・・という由来もあるそうです。



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 長襦袢は正絹の縮緬で、裏なしの単(ひとえ)です。白からサーモンピンクの色合いで、小さな花模様が浮かびます。
 長襦袢の衿に、生成りに薄金色の唐草模様の西陣帯地の半衿を付けています。



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 長襦袢紐をウェストに巻いて結びます。



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 着物地は正絹の着物はぎれで、大小の花が総絞りで浮かび上がります。紫・紅・赤・桃・橙・黄・緑・青等さまざまな色合いのぼかしが見事で、柔らかな手触りの紋綸子です。
 総裏付きで、裏地は真朱(まそう)色の八掛地です。胴裏は白絹です。
 濃赤の縮緬地の伊達衿を衿に留め付けています。



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 おはしょりを軽く糸で縫い留めました。印象派の絵画の淡い色彩を連想させるような着物地です。



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 作り帯は正絹の古い慶事用の丸帯地で、生成り地に花の織り柄です。結びは立て矢のアレンジです。
 帯揚げは濃ピンク色の絹裏地・帯締めは化繊紐でともに帯にセットしています。
 帯は結びの下でマジックテープで留めます。マジックテープの凸側に布がひっかからぬようご注意ください。



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 足袋はオフホワイトの絹縮緬で、微かに銀糸が光ります。後ろのスナップで留めます。
 下駄はヒノキ材を薄紅色に着色し、水性ニスで仕上げました。鼻緒は化繊の縮緬紐です。
 髪かざりは化繊の縮緬紐です。後ろのバレッタでお好みの場所に留めます。



着付けの完成です

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お茶をどうぞ・・



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あなたにはちょっと苦いかしら・・




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ひな祭り人形着物 あこがれ総絞り vs 江戸小紋の縮緬

2019/02/17 22:53
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 立春を過ぎひな祭りももうすぐ、人形たちにもひな祭りを楽しんでもらおうと着物を作りました。大きな人形たちには総絞り、小さな人形たちには縮緬の絹地を選びました。


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 総絞りの振袖は、女子のあこがれではないでしょうか。ちょうど春色のイメージのぼかしのよい紋綸子を二枚見つけました。どちらも花柄が絞りで浮かび上がり、ひな祭りにふさわしい振袖にしたいと思いました。


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 左のMSD人形は十三参りを済ませた少女、右の幼SD人形は肩上げ腰上げをした童女で2人は姉妹です。どちらの絞り地も着物をほどいたものですが、それほど古くはないにもかかわらずちょっとレトロっぽく仕上がりました。


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 小さい人形たちには、絞りの柄は大きすぎて使えません。柄の細かい江戸小紋の絹縮緬(ちりめん)を選びました。縮緬は小さなお細工物に使われます。オビツ11サイズの着物を縫っていると自分もお細工物に携わっているようなしあわせな気持ちになります。


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 こちらも肩上げ腰上げの童女着物で、振袖のような華やかさはないですが、ひな祭りのためにお母さんが着せてくれて2人はお姫様になったように有頂天です。


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 今回の4人のもうひとつの楽しみ方、それは「人形たちの人形遊び」です。オビツ11の人形が大きい人形の市松人形になります。着物姿の市松人形は現代ではひな人形とともに飾られますが、元は着せ替えのできる人形で、関西では「いちまさん」と呼ばれ親しまれました。女児の遊び道具としても・裁縫の練習台としても使われたそうです。ここでは姉が妹に着物の縫い方を教えようとしています。



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「あこがれ総絞り vs 江戸小紋の縮緬」 ひな祭りにはどちらの着物地をお好みでしょうか、着物の詳細は次記事に続きます。
 写真はクリックで大きくご覧いただけます。


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R工房おーくしょん 出品137,138,139,140回目 ひな祭りを楽しむ人形着物

2019/02/17 13:20
MSD & 幼SD
「あこがれ総絞り振袖 姉と妹」

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オビツ11
「チビいちまさんの縮緬着物

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↑チビいちまさんを2品ご落札いただけますと、上の花車をプレゼント。




 人形はつかず、1,000円からの出品・送料無料で、終了日は2月24日(日)になります。
 オークションページは こちら からご覧いただけます。



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R工房 2019年新春のごあいさつ

2019/01/01 00:03
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初春のお慶びを申し上げます

今年もR工房のつくりものをよろしくお願いいたします



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京都 御所西の護王神社 たくさんの猪が迎えてくれます





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幼SD着物セット 「古絹を楽しむ童女着物」

2018/12/23 19:28
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 幼SDで古絹の着物といえば、今年の2月に市松人形風着物セット「いちまさん」(上左画像)を作っておりましたが、今回は「いちまさん」ではなく「古絹を楽しむ童女着物」と銘打っております。装備品が違ったり・裏地の付け方がより現代の着物風というのもありますが、R工房的になんとなく「いちまさん」は元来の市松人形と同じ黒髪で、というイメージがありました。幼SD人形を日本人形に見立てて、「いちまさん」遊びをするというコンセプトです。
 この古い、シックな紫地の錦紗縮緬を手に入れた時、今度は幼SDの『明るい髪の色に似合う着物』を作ろう! と決めました。幼SDはもちろんウィッグを替えることができるけれど、R工房はこのモデルさんには元々の「幼天使 美加」のプラチナブロンドの髪色がいちばん好きで、この髪色によく似合う着物に仕立てたい、と思ったのです。
 着物の裏地が新品の絹・長襦袢の紐はアクリル・下駄の鼻緒はポリエステルで、それ以外はすべて古い正絹地です。とくに着物地と帯地は古いものです。同じ古絹でもそれぞれの手触り・風合いをお楽しみいただけましたら幸いです。


《着物の着付け方》

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 長襦袢は正絹の紅色の絞りの着物はぎれで、裏なしの単(ひとえ)です。長襦袢の衿に銀色の地の正絹金襴の半衿を付けています。


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 足袋をはかせて、長襦袢はテープ(アクリル)をウェストに巻いて結びます。


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 着物地は古い正絹の錦紗縮緬の着物はぎれで、濃い紫色の地に花柄です。総裏付きで、裏地は新品の正絹でオフホワイトから桃色のぼかしです。裾に綿を入れています。


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 肩上げ・腰上げで童女の寸法に合わせました。


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 作り帯は正絹の古い帯地で、オレンジ色の地に緑や金茶の花柄です。結びはふくら雀です。
 帯揚げはローズ色の正絹紋綸子・帯締めは古絹紐でともに帯にセットしています。
 帯は結びの下でマジックテープで留めて帯揚げと帯締めを前で結びます。マジックテープの凸側に布がひっかからぬようご注意ください。


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 足袋はオフホワイトの絹縮緬で、後ろのスナップで留めます。
 下駄はヒノキ材を黒色に着色し、水性ニスで仕上げました。鼻緒はポリエステルの縮緬紐です。
 下駄を履かせての直立は、バランスにお気をつけ下さい。


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 髪かざりは帯締めの古絹紐と同じです。後ろのバレッタでお好みの場所に留めます。
 破魔矢と絵馬は紙・木製です。


着付けの完成です

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《おまけ》

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 京都の御所西にある護王神社は足・腰に御利益のある神社で、狛犬ではなく狛猪が神社を護っています。その護王神社のお守り「まゆ玉いのしし」をお付けします。今年の12月7日に授与いただいたものです。


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よい年をお迎えください!!
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R工房おーくしょん 出品136回目 幼SD「古絹を楽しむ童女着物」

2018/12/19 19:39
幼SD
「古絹を楽しむ童女着物」

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 人形・スタンドはつかず、1,000円からの出品・レターパックプラス送料無料で、終了日は12月26日(水)になります。
 オークションページは こちら からご覧いただけます。


記事へなるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0


MSD着物「藤 娘」

2018/05/29 18:21
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 ボークスMSDサイズの人形に藤娘着物を着付けていきます。写真はクリックで大きくご覧いただけます。
 文中に出てきます『和色』は、和色大辞典に依るものです。

 振袖の地色・・赤丹色(あかにいろ こちらです)
 振袖の八掛・・真朱色(まそおいろ こちらです)



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 長襦袢は正絹の縮緬で、鮮やかな紅色で小さな紗綾形に花の地模様が織り込まれています。裏なしの単(ひとえ)で、おくみ部分のみ二重になっています。
 長襦袢の衿に赤地に金ラメの化繊の半衿を留め付けています。


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 着付けの最初に足袋を履かせます。長襦袢は化繊の赤紐をウェストに巻いて結びます。


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 着物地は藤の花と他の花々を散りばめた正絹です。地の色は「赤丹色(あかにいろ)」といわれる和色に近い色です。ところどころに金糸が光ります。
 着物は総裏付きで、白地に藤柄の肩裏地と・オレンジ色(まそお色)の上質な八掛をつけています。裾に綿を入れています。
 黒衿は西陣織の緞子帯地で、江戸時代もこの布が使われました。衿に金糸の正絹帯地の伊達衿を留め付けています。
 白地にオレンジ色の疋田柄で比翼(袖の振り・裾)を付けています。


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 帯地は踊り用の帯をほどきました。黒地の化繊地で、金色の「独鈷藤模様」です。
 帯結びは振り分けで、結びの下でマジックテープで留めて帯締めを前で結びます。マジックテープの凸側に布がひっかからぬようご注意ください。


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 帯は胴に二重巻きします。少しずらしますと、重なり感が出て厚みが出ます。
 帯締めは朱赤色の古絹紐で作り帯にセットしています。片結びを二回しています。


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 着物を着せて、長襦袢の袖を通します。裾が自然に左右に開きます。



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 足袋はオフホワイトの正絹で、後ろのスナップで留めます。
 草履はヒノキ材と紙製で、鼻緒は朱赤色の古絹紐です。


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 笠は日本人形用の既製品で、直径12.5cmです。新しい物ではありませんが未使用です。赤房紐をあごの下で結びます。


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 藤かんざしは新品の既製品です。笠と髪の間に差し入れていますが、笠を被らないときはピンなどで髪に留めます。


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 左は赤房紐を耳の前に、右は赤房紐を耳に掛けています。


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 藤の枝は日本人形用の既製品で、新しい物ではありませんが未使用です。紙製です。
 大阪府藤井寺市の葛井寺(ふじいでら:西国三十三所第五番)の今年の藤まつりの絵馬(前記事 参照)をお付けします。
 木の立て札はおまけです。



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MSD『藤 娘』の完成です!




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久々の、藤娘

2018/05/28 22:42
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「藤娘」は大好きな制作テーマではありますが、人形にちょうど良い藤柄の正絹をなかなか見つけられないため制作数は少ないままです。今回は良い藤柄を見つけていたところに、MSDサイズの人形が加わりましたため五人目の登場となりました。


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一人目、「ジェニー藤娘」です(こちらの記事 参照)



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二人目、「幼SD藤娘」です(こちらの記事 参照)


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三人目、「リカちゃん藤娘」です(こちらの記事 参照)


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四人目、「オビツ11のチビ藤娘」です(こちらの記事 参照)





 今年は、大阪府藤井寺市の葛井寺(ふじいでら:西国三十三所 第五番)の藤まつりに行ってきました。

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 藤花の開花状況は残念ながらちょっとだけ見頃が早かったようでしたが、香りのよい藤花もあり楽しめました。またこの葛井寺藤まつりでは、藤の育成に寄付をいたしますと、可愛い藤の絵馬をいただけます。今回の出品ではその絵馬をお付けしています。

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過去の「藤娘」関連の記事として、

「藤娘」 の舞台衣装

 藤娘探訪 〜館(やかた)訪問 10号館 大津絵美術館〜

 藤花探訪 〜奈良春日大社 萬葉植物園〜

 今年(2015年)の藤娘たち

もあります、どうぞ併せてご覧ください。


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R工房おーくしょん 出品135回目 MSD「藤 娘」

2018/05/27 20:10
MSD
「 藤 娘 」

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 人形・スタンドはつかず、1,000円からの出品・定型外送料無料で、終了日は6月3日(日)になります。
 オークションページは こちら からご覧いただけます。

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MSD「レトロ着物で春のお出かけ 〜大島着物と紗の羽織〜」

2018/04/01 12:20
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 人形の着物を作るのに着物をほどいた古絹を使うことが多くなり、大正から昭和のはじめに竹久夢二や高畠華宵が多く描いた少女たちの来ていたアンティーク着物に強く惹かれていました。長い袖丈と、華やかな半衿が印象的です。
 未使用の素敵な大島紬を見つけたので、前から反物で持っていた紗と組み合わせてレトロな着物セットを制作してみました。春色を羽織ってお出かけをお楽しみください。

 着物・羽織・帯・着物裏地・半衿・巾着・帯揚げの布は、アンティーク正絹地ですが未使用のもので着物をほどいた布ではありません。伊達衿・帯締め・足袋は着物をほどいた古絹です。
 画像はクリックで大きくご覧いただけます。



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 着物地は正絹の大島紬です。紬の美しい光沢があります。着物は総裏付きで、オフホワイトから桃色のぼかしです。おはしょりを軽く糸で縫い留めています。


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 衿に赤紫色の伊達衿と、桃色地に小花模様の縮緬の半衿を留め付けています。
 着物の袖を通し、半衿の下の白化繊テープを背中に回して前で結びます。


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 帯地は薄い銀地に花模様の正絹金襴です。ふくら雀系の太鼓結びで、結びの下でマジックテープで留めて帯締めを前で結びます。上写真のように片結びを二回して、先端を脇にくぐらせています。
 帯締めは花柄の古絹紐・帯揚げは赤紫の絞りで作り帯にセットしています。マジックテープの凸側に布がひっかからぬようご注意ください。


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足袋・下駄を先に履かせて、着物を着せました。




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画像 羽織は正絹の紗で、少し黄みがかった桜色の地に濃い桃色のぼかしと草花の模様です。裏なしの単(ひとえ)でマチ付きです。厚地の紗なので透け透けではありませんが、ところどころにある花びらが下の着物地の色を少し通します。
 羽織紐は段染めの組紐で、先端のローズクォーツのビーズを輪に通します。衿の後ろ側を軽く糸で留め付けています。


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袖丈・着丈の長い昔の羽織です。




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 カゴ巾着の布は半衿と同じ布です。中に物が入れられます。


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 髪かざりはポリエステルの赤紫地に桜柄の縮緬紐です。後ろのバレッタでお好みの場所に留めます。花は紙製の造花です。


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 足袋は紅色の鮫小紋で、後ろのスナップで留めます。
 下駄はヒノキ材を群青色に着色し、水性ニスで仕上げました。鼻緒は髪かざりと同じ縮緬紐です。



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さぁ、お出かけしましょう!

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R工房おーくしょん 出品134回目 MSD「レトロ着物で春のお出かけ」

2018/04/01 12:19
MSD
「レトロ着物で春のお出かけ」
〜大島着物と紗の羽織〜


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 人形はつかず、1,000円からの出品・定型外送料無料で、終了日は4月8日(日)になります。
 オークションページは こちら からご覧いただけます。
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オビツ11の、春を迎える「チビいちまさん」

2018/03/31 14:35
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 前回制作しました幼SDサイズの市松人形風着物の着物地で、オビツ11サイズの小さい「いちまさん」を作ってみました。古い絹の紋錦紗がとても気に入っていて手元にも残したかったのです。


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 肩上げ・腰上げをする前の着物です。ミニ衣桁に飾っても可愛い大きさです。


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 帯は絹の金襴です。着物のサイズがちょっと大きめになってしまいました。


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春のお客様をおもてなしします。



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「チビいちまさん」 さあ、何して遊びましょうか?


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ボークスの幼SD人形で、市松人形ごっこを楽しむ

2018/02/12 14:55
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《R工房の市松着物》

 市松人形といえば、女児の誕生時やひな人形とともに飾られる着物姿の日本人形くらいの知識しかなく、自分が所持していなかったこともありあまり興味を持てませんでした。ところが最近、市松人形は江戸時代の古くより「着せ替え人形」であったことを知りました。裸の状態で販売され、各々の家で母親や祖母がその人形に小さな着物を作り女の子に遊ばせる・・それならリカちゃんやぽぽちゃんと同じではありませんか! 現代の人形・ボークスの幼SDを市松人形として楽しめる着物を制作することにしました。

 本式の市松着物制作は和裁の決まり事がありそうですが、元々いろいろな家庭で作られた着物、地域や時代で違いもあることでしょうと簡略化した箇所もあります。たとえば作り帯をマジックテープ仕様にしたり、足袋にスナップを付けたりなどです。ということからヤフオク! 出品タイトルは『市松人形着物セット』にしましたが、R工房が「市松着物」でとても可愛いと思う、

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 ・古布を選び、できるだけ新布は使わない
 ・大振袖に、童女の肩上げと腰上げ
 ・幅広の帯に絞りの帯揚げ
 ・綿を入れてぷっくらとした袖口と裾回り
 ・古風な筥迫と銀びらかんざし

・・等々は再現したいと思いました。今回は長襦袢のテープ以外はすべて古い正絹です。
 
 関西では「いちまさん」とも呼ばれ親しまれたという市松人形、お手元の人形に古風な着物を着せて、おひな様とはまた違った桃の節句をお楽しみください。
 画像はクリックで大きくご覧いただけます。


《着物の着付け方》

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 長襦袢は正絹の絞りの着物はぎれで、鮮やかな朱赤と黄色のグラデーションが美しい柔らかな布です。裏なしの単(ひとえ)ですが、おくみ部分を二重に、裾に少し綿を入れています。
 長襦袢の衿に赤色の紗綾柄の正絹緞子の半衿を付けています。


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 足袋を履かせ、長襦袢はテープ(素材不明)をウェストに巻いて結びます。


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 着物地は正絹の紋錦紗の古い着物はぎれで、紗綾型地紋柄のきれいな青に濃いローズピンクの雲どり、椿や橘などが描かれています。大振袖に長い裾で、肩上げ・腰上げで童女の寸法に合わせました。
 総裏付きで、白い麻柄の肩裏地と・鮮やかな朱赤の八掛をつけています。共に柔らかな正絹です。
 袖口と裾回りに綿を入れています。


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画像作り帯は正絹の古い名古屋帯地(←)で、薄いクリーム色にオレンジや金糸の鮮やかな花の織り柄です。
 帯揚げは薄紅色の絞り・帯締めは古絹紐でともに帯にセットしています。


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 帯は結びの下でマジックテープで留めて、帯揚げは胸前で帯に差し入れ・帯締めは固結びを2回しています。マジックテープの凸側に布がひっかからぬようご注意ください。
 抱え帯は肌色の絹繻子の裏地で、作り帯の下部に巻き左後ろで蝶結びします。


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 足袋はオフホワイトの絹縮緬で、後ろのスナップで留めます。


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 筥迫(はこせこ)は胸元に差し入れます。筥迫は正絹の帯地で作りました。びらかんざしは、鞘から外せません。


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 扇子は新品の既製品に房を付けました。金色銀色の両面です。帯に差し入れます。



さあ、いちまさんで遊びましょう

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R工房おーくしょん 出品133回目 幼SD 市松人形風着物セット

2018/02/11 12:51

幼SD
市松人形風着物セット「いちまさん」

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 人形はつかず、1,000円からの出品・レターパックプラス送料無料で、終了日は2月18日(日)になります。
 オークションページは こちら からご覧いただけます。

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R工房 2018年新春のごあいさつ

2018/01/01 09:07

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初春のお慶びを申し上げます

今年もR工房のつくりものをよろしくお願いいたします




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名古屋市西区 伊奴(いぬ)神社 犬石像は安産・子授の御利益があります


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オビツ11の「チビお七」着物

2017/12/17 12:36
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 オビツ11の人形にお七着物を着付けていきます。このサイズでははじめての「黒衿着物」になります(前々記事 参照)。
 写真はクリックで大きくご覧いただけます。


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 着物地は5〜60年前のこども着物のはぎれで、正絹の紋綸子です。渋い黄色地に麻の葉の地紋で、カラフルな花柄です。肩上げをしています。
 着物は白地に麻柄の肩裏地はぎれと・鮮やかなオレンジ色の八掛の総裏地付きです。裾に綿を入れています。
 黒衿は西陣織の緞子帯地で、江戸時代もこの布が使われました。衿に朱赤地に白花の絹裏地の半衿を留め付けています。


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 帯は衿と同じ黒の西陣織の緞子帯地に、新品の赤地に白の麻柄の絹地でお七帯を作りました。結びの下でスナップを留めます。
 帯締めはレーヨンの紐で、帯に留め付けています。


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 最初に足袋を履かせ、腰巻を付けます。腰巻は正絹の赤地に絞りの襦袢地はぎれです。筒状になっており、スナップで留めます。
 腕に着物の袖を通し、半衿を先に交差させておきます。


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 髪かざり二種、花かんざし風はクリップで髪に留めます。既製品の銀ビラかんざしはお好みで。
 足袋は梅柄のモスリンで、古布です。磁石が効きます。


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「チビお七」の完成です。着物を着せると裾・帯が支えになり磁石がなくてもバランスをとって直立させることができます。
 お正月のしつらえにもなるレトロな童女着物です。


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 小さなお嬢様の調度品は、おひな様道具の針箱です。木製で古いものですが未使用です。高さ8cmです。



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MSD着物「八百屋お七 文楽様」

2017/12/17 12:35
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 ボークスMSDサイズの人形にお七着物を着付けていきます。このサイズでははじめての「黒衿着物」になります、文楽衣装の説明は 前記事 をご参照ください。
 写真はクリックで大きくご覧いただけます。


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 長襦袢は正絹の絞りの羽織はぎれで、鮮やかな赤色です。裏なしの単(ひとえ)です。
 長襦袢の衿に赤色の紗綾柄の正絹緞子の半衿を留め付けています。


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 着付けの最初に足袋を履かせます。長襦袢は化繊(レーヨン)の赤紐をウェストに巻いて結びます。


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 着物の柄は「麻の葉文様段染め」という八百屋お七の着物でよく使われる絵柄です。赤と薄めの水色(薄浅葱-うすあさぎ)の麻の葉模様が斜め縞になっています。
 重めの正絹綸子縮緬の襦袢地で、未使用の布でしっかりしています。所々に露芝模様が織り込まれています。
 着物は総裏付きで、白地に麻柄の肩裏地と・鮮やかな朱赤色の錦紗の襦袢地の八掛をつけています。裾に綿を入れています。
 黒衿は西陣織の緞子帯地で、江戸時代もこの布が使われました。衿にオレンジ地に麻模様の縮緬地の伊達衿を留め付けています。


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 帯は衿と同じ黒の西陣織の緞子帯地に、赤地に白い梅柄の紋綸子の襦袢地でお七帯を作りました。帯結びは振り分けで、結びの下でマジックテープで留めて帯締めを前で結びます。マジックテープの凸側に布がひっかからぬようご注意ください。
 帯締めはピンク地に花柄の絹紐で、作り帯にセットしています。


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 着物を着せて、長襦袢の袖を通します。裾は自然に開きます。胴を絞るように帯をできるだけ上の方に巻き付けてください。
 帯締めは、片結びを二回しています。


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 抱え帯はピンクの襦袢地で、菊の織り柄です。作り帯の下部に巻き左後ろで蝶結びします。


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 髪かざりは文楽人形が日本髪にさしている前差しをイメージして作りました。後ろ側の櫛を髪に差し入れます。
 足袋は梅柄のモスリンで、後ろのスナップで留めます。


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MSD 八百屋お七の完成です





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 お七の調度品はおひな様道具の鏡台と針箱で、ご希望の方にお付けします。古品でプラスチック製ですが、引き出しも使え金彩柄もきれいです。セットで一つの箱に入ります。
 鏡台のサイズは幅12cm高さ18cm奥行6cmです。鏡も映ります。針箱のサイズは幅6.5cm高さ16.5cm奥行4.5cmです。

 貝紅は実際に紅はつきません、簡単な作りです。


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 MSDのすわりっこボディに着物を着付けました。裕福な江戸商家のお嬢様着物としてもお楽しみください。




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文楽の江戸娘「八百屋お七」の着物を作る

2017/12/17 12:33
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「八百屋お七」は江戸時代前期の江戸本郷の八百屋の娘で、恋人に会いたい一心で放火事件を起こし火刑に処されたとされる少女です(ウィキペディアによる)。その悲恋物語は歌舞伎や文楽など様々な芸能作品になっています。
画像 そのお話をうっすらとは知っていましたが、6月にBS-TBSで放映された『にっぽん! 歴史鑑定「八百屋お七の真実」(←)』を見て、お七役の着物衣装、黒衿・お七帯に触発されいつか作ってみようと思いました。

画像 そのまま秋になり、10月に生まれて初めて人形浄瑠璃 文楽 (→)を鑑賞する機会に恵まれました。演目は『桂川連理柵 (かつらがわれんりのしがらみ)』です。京都桂川を舞台にした若い娘の心中物なんですが、まぁとにかく文楽の人形の美しさ・生き生きとした所作に感動し、見ているうちに人が演じているような錯覚を起こしてしまいます。また嬉しいことに舞台下手に字幕の電光パネルが設置されR工房のような素人でも十分楽しむことができました。

画像 その演目の若い娘 お半が着ていたのが左の着物です。これはどういった衣装なのか調べてみたら、文楽で演じられる若い娘の着物に使われていることがわかりました。黒衿に振り分けの長いお七帯、「八百屋お七」を題材にした演目でもとくに最後の櫓(やぐら)の梯子を昇る時はこれと同じ衣装なのだそうです。

「お七」の着物にすぐとりかかれなかったのは、モデルのMSD人形、前々記事でせっかく『京(みやこ)』と命名し、京都を偲ぶ人形にいきなり江戸娘になってもらうのがなんか申し訳なかったのですが、同じ衣装を京都桂川でも娘が着ていた、ということで納得^^、お七着物としてこのイメージに沿った制作を決めました。

画像「八百屋お七」の着物には『麻の葉文様』がよく使われるそうで、この文楽人形も赤と水色の麻の葉文様段染めの衣装です。どうしてもこの柄で作りたくて見つけたのが、(→)

 新品 正絹の長襦袢地です。
 素材は綸子縮緬の重めになります。
 赤と薄めの水色の麻の葉模様が斜め縞になっています。
 所々に露芝模様が織り込まれいます。

というお布でした。長襦袢地とはいえ未使用でたいへんしっかりした絹でしたので、これに決めました。江戸時代の衣装なのでできれば時代物の古布で、と他の布はすべて着物・襦袢を解いたはぎれです。また長襦袢の紐と足袋以外はすべて正絹です。


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 着物・帯の他にも、髪かざりに力を入れました。文楽人形は素晴らしい前差しを差していますが、日本髪でなくても後ろ側の櫛で簡単に装着できる仕様で、かんざしもすべてセットしてあります。お七の雰囲気を醸し出せたでしょうか。



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 R工房は元々『黒衿・お七帯』のスタイルが大好きで、この機会に一緒にと思いオビツ11人形のサイズで小さい「チビお七」も作りました。以前に作ったこの着物たち(↓)もぜひご覧ください。

 あこがれ★レトロな黒衿着物

 江戸の町着物




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若さゆえの悲しい恋心、哀れお七・・・



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R工房おーくしょん 出品131,132回目 MSD・オビツ11お七着物

2017/12/17 12:29
MSD & オビツ11
「八百屋お七」の着物セット

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 人形はつかず、1,000円からの出品で、終了日は12月24日(日)になります。
 オークションページは こちら からご覧いただけます。
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京の桜 R工房の十選

2017/07/23 12:07
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 猛暑の中『桜』なんてはげしく季節外れは十分承知のうえですが、浴衣「京桜(みやこざくら)」とMSD「京(みやこ)」のデビューを記念して、京都を懐かしみまた少しでも涼しくならないか、という企画です。

 京都の桜を知るまでは、毎年「桜の花見」はそんなに関心がありませんでした。近所で咲いているのを見て「今年もきれいに咲いたなー」くらいで。それがR工房の桜観を変えたのは、こちらです。

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 まだ京都に住む前で、京の街にもぜんぜん不慣れな頃偶然通りがかったのですが、こちらが見事な桜とそれから大好きになった『琵琶湖疎水』との出会いの場所でした。平安神宮のある岡崎の、京都国立近代美術館から地下鉄「東山三条」駅への帰り道です。観光名所の案内があるわけではないのですが、今でも心に残るR工房の京都いちばんの思い出の地です。



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 同じ岡崎の、平安神宮の大きな赤い鳥居前の疎水沿いの桜も見事です。十石船からの花見もでき、また夜のライトアップも素敵です。この琵琶湖疎水を遡って、蹴上のインクラインから南禅寺の桜も見逃せません。



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 賀茂川の北大路橋と北山大橋の間、東側堤防上にある散策路『半木の道(なからぎのみち)』のヤエベニシダレザクラの「桜のトンネル」です。出町柳で高野川と合流し鴨川となりますがその川岸にも桜並木が続きます。



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 京都御所では様々な桜が楽しめますが、この「ぼたん桜」がいちばん好きです。



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 嵯峨嵐山で、桂川と渡月橋を遠くにのぞんで。この対岸でもたくさん桜が楽しめます。



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 東山の麓の『哲学の道』、疎水の両岸に桜のトンネルが続きます。



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 祇園白川の、巽橋あたり。あまりの人出に残念ながら今年は夜のライトアップが中止されたそうです。



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 右京区の仁和寺の御室桜(おむろざくら)は、遅咲きの桜です。樹の高さが低く、目の前で鑑賞できます。



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 京都駅近く五重の塔、東寺。この時は天気が悪くて残念でした。



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 京都の南、伏見十石舟(ふしみじっこくぶね)で遊覧できる濠川の桜、この時は終わりかけでしたがポスターには見事な桜が写っていました。



画像 もちろん京都にはこれ以外にも、平野神社(左)や醍醐寺の太閤花見行列(右)、二条城など有名な桜の見どころがたくさんありますが、画像京都での桜鑑賞はけっこうな人混みとの戦いと、いちばんの見どころの時期に動けるか、ということですべてを周り尽くすことがなかなかに難しかったです。
 ただ秋の紅葉とともにこの春の桜、京都はやっぱり違う!「ああ日本に生まれてよかった」とあらためて実感できる素晴らしいものでしたので、これからもぜひお花見に行きたいです。

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ドールズブティックのモデルさん 17人目

2017/07/21 17:36
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 このたびの『京桜(みやこざくら)』の姉役でデビューしましたのは、ボークスのMSD(ミニスーパードルフィー)です。お迎えのきっかけは・・京都シックに落ち込んだ心が着物の似合う表情にわしづかみされました、一目惚れによる衝動買いであります。


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 サイズは今までのモデルさんの中ではいちばん大きくて、これまでいちばん大きかった「ポーセリンドール」と並べてみます。大きい服になじめない・撮影が大変・・などと以前この記事で弱音を書いていましたが、再度の大きなサイズへの挑戦には、

 @ 撮影環境が変わって、撮りやすくなったこと
 A 大きな着物の柄を試したくなったこと

が起因しています。特に柄の方は、着物の布というのは元々人間サイズのものですので、柄がいかに気に入っても小さい人形には合わせきれないことが多かったでした。そこにこのサイズならばずいぶん選択肢が増えるのではないかと期待しています。


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 これで妹役の幼SD「瑠璃姫」とともにボークスのSDシリーズが二人になりました。ボークスといえば京都・・京都にいる時に寺社仏閣巡りをしていて偶然ボークスの本社前を通りがかったことがありました、「ここが本社なのね!」と緊張してしまいとても「お気軽に」中には入ってこられず・・京都でボークスといえば有名な嵯峨嵐山の「天使の里 霞中庵」、こちらに至っては建物の前は何度も通ったことはありますがとうとうお訪ねすることはできませんでした。

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 まだまだSD初級のR工房、今回のMSDのお迎えではじめて「フルチョイス」とか「すわりっこ」の知識を得ました。たぶん京都出身であろうこのMSDモデルさんの名前はもうこれしかない! と、


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京 (みやこ)


と、いいます。R工房の京都への思い、これからも託してまいります。


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「京桜 (みやこざくら) 姉 & 妹」は、京都スペシャル 【小物編】

2017/07/13 20:58
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 続きまして小物の説明です。写真はクリックで大きくご覧いただけます。


【下 駄】

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 下駄はヒノキ材を姉は赤紫色・妹は黒に着色し、水性ニスで仕上げました。鼻緒は化繊の縮緬紐です。
 直立させる時はくれぐれも倒れないようご注意ください。姉のMSDはスタンドを使用しています。


【髪飾り】

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 髪飾りは下駄の鼻緒と同じ化繊の縮緬紐で、後ろのバレッタで留めます。端に金の鈴を付けました。


【カゴ巾着】

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 カゴ巾着の布は姉は桜柄のモスリンのはぎれ、妹は帯布と同じです。中に物が入れられます。


【うちわ】

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 姉のうちわは中古の既製品の紙を貼り替えました。色目が少し違う桜柄の両面です。


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 妹のうちわは紙・竹製で簡単な作りです。


【風 鈴】

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 風鈴は既製品を加工しています。ガラスが薄いので、強い力を加えないようご注意ください。


【水風船】

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 姉の水風船は新品の既製品です。中に水は入っていません。MSDに少しサイズが大きめです。


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 妹の水風船は新品の既製品です。中に黄緑色の水がはいっています。


【納涼おまけ】

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 姉のかき氷は新品の既製品のストラップの金具を外しました。


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 妹のラムネは新品の既製品のストラップの金具を外しました。


【京 桜 : 姉】

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【京 桜 : 妹】

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浴衣に小物を組み合わせて、どうぞお楽しみください!



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「京桜 (みやこざくら) 姉 & 妹」は、京都スペシャル 【浴衣編】

2017/07/13 20:56
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 いまだに「京都シック(この記事 参照)」の癒えないR工房、京都を懐かしみ夏の浴衣セットを制作しました。使用しました布地はすべていつもすてきな着物はぎれでたいへんお世話になっています ヤフオク!のオークションストアの【こだわり】様 のお布で、厳選された京都の絹をお楽しみいただけます。題しまして「京都のこだわりスペシャル」、写真はクリックで大きくご覧いただけます。


【浴 衣】

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 浴衣の布は、

 五泉絽★桜づめ★京友禅
  五泉絽 夏物 京友禅 はぎれです。桜づめ柄です。
  お洒落なお品です。夏用としてお使いいただけます。

という涼しげに透き通る絹の絽で、姉は薄紅梅色・妹は黒色の友禅染です。

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 身頃・おくみ・袖は柄合わせしてあり、おはしょりを軽く糸で縫い留めています。子供用の浴衣なので着丈は短めにしてありますが、お好みに調節できます。


【帯 : 姉】

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 姉の帯は、

 西陣織帯地★桜★横段ぼかし
  濃淡エンジ色の横段ぼかしです。
  柄は桜 桜柄は白糸と金糸で織られています。
  地紋もさくらです。

という布で、作り帯にしています。

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 帯結びは「吉弥結び」を参考にし、結びの下でマジックテープで留めます。
 飾りの帯締め紐は帯結びの下で固定してあります。帯留めのローズクォーツの桜型ビーズを前中心に配します。マジックテープを留めた後、左後ろで蝶結びします。紐の端にもローズクォーツのビーズを通してあります。


【帯 : 妹】

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 妹の帯は、表は

 はぎれ 正絹★桜吹雪★小紋★一越
  正絹 一越縮緬 はぎれです。
  柄は桜吹雪(小紋)です。

という赤地の布で、こちらのみ古い着物はぎれになります。裏は山吹色の絹縮緬でリバーシブルにお使いいただける半幅帯です。「貝の口結び」にちょうどの長さにしています。簡単な結び方を、

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 帯を半分に折った方が「て」、もう片方の端が「たれ」です。「て」のわになった方を上に置いて(@)帯をぐるり一巻きします(A)。

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 そのまま巻いてもよいのですが、せっかくのリバーシブル帯なので前で反転させると色が楽しめます(B)。反転させたまま後ろにまわして「て」と交差させます(C)。

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 「て」と「たれ」をDのように結びます。「て」は下に、「たれ」は上になります。「たれ」を矢印のように折り込みます(E)。

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「て」を矢印のようにたれの中に差し入れ、形を整えて完成です(F)。
 実際の帯結びより簡略化していますが、ご参考に「貝の口」結びのコピー(人用)もお付けいたします。

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 帯を前で反転させずに巻くと、上の写真のようになります。リバーシブルなので山吹色を表にすることもできますが、ちょっと色目が地味になります。


 次記事、【小物編】に続きます。


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R工房おーくしょん 出品129,130回目 MSD・幼SD浴衣セット

2017/07/11 01:16
MSD(姉) & 幼SD(妹)
絹絽の浴衣セット「京桜 (みやこざくら)」

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 人形はつかず、1,000円からの出品・レターパックプラス送料無料で、終了日は7月17日(月)になります。
 オークションページは こちら からご覧いただけます。

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